経営難に陥った英会話教室について、事業譲渡により生徒とスタッフへの影響を最小限に抑えた事例【サービス業】
ご相談のケース
10年以上の歴史のある英会話教室でしたが、競争に敗れ経営難に陥ってしまいました。
ご相談に来られた際には、破産を申し立てる費用も無く、100名を超える生徒や10名以上のスタッフを置き去りに、夜逃げ同然で教室を閉じざるを得ない状況でした。
解決方法
この教室に残された唯一の価値のある財産は、生徒とスタッフでした。
そこで、あらゆるルートを駆使し、事業譲渡を試みました。
その結果、幸運にも複数の譲渡先候補が見つかりました。
そして、候補者と交渉を重ね、当方に最も有利な候補者と事業譲渡契約を締結し、譲受人への引き継ぎと破産申立てをシームレスに行い、生徒やスタッフへの影響を最小限に抑えることができました。
担当弁護士の所感
英会話教室のスタッフや譲受人候補には外国人の方もおられましたので、英語での対応も必要となりましたが、大きなパニックとなることもなく、無事、夜逃げを回避することができ、所期の目的を達成することができました。
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