<No.10> 事務所報2006年度
弁護士より
昨秋は、大学時代の「社会保障法研究会」の先輩が、園部逸夫先生(元最高裁判事)をお招きする集まりを開催してくれました。参加者の大学時代のそれぞれの志を思い出し、歓談する一夕でした。あの時代とは異なり、憲法まで変えようとの動きです。変えることが何のために必要なのか、劇場政治に流されることなく、冷静に考えていきたいと思います。
「青春とは、迫り来る老いと闘い続けることである。」クロールは1000mを2400mに延ばしました。基礎からの再構築を目指します。より良き投球ができるように、日々そのときどきを大事にしたい。今年もこれで行きます。 仕事の達成を目指しての日々の作業、これも将に青春を賭しての闘いです。それを楽しみながらやっています。楽しむことによって、自分なりの完成度が高まっているように想います
「いつでも」「どこでも」「だれでも」が必要なときに必要な法的支援が受けられる日本司法支援センター(愛称『法テラス』)が本年4月から発足いたします(実際の業務開始は10月からです)。私が30年程前から関わってきた(財)法律扶助協会が発展的に解消された形態であり、感慨無量です。願わくば順調に滑り出し、真に国民の役に立つ充実した司法支援センターに発展することを祈ってます。
このところ破産法、会社法など法律改正が相次いでいます。社会経済情勢の変化や司法改革との関連など要因は様々ですが、これだけ法律が変わると、正直言ってついていくのが大変です。 慣れに任せることなく、研修等にも積極的に参加して正確な知識を身につけ、確かな処理をしなければと気を引き締めています。
商法改正や裁判員制度の導入など、一昔前と比べると司法制度も大きく変わってきました。良い制度というものは、基本設計はしっかりしつつも、その後の時代の変化や必要に応じた手直しをしてこそ機能するものです。振り返って自分も、弁護士としての基本設計ができているか、変化を怖れず自己改革できているか、確かめながら一日一日を過ごしていきたいと思っています。
昨年は断酒の成果も実らず、我が京都弁護士会野球部はまたしても宿敵愛知県弁護士会に敗れ日弁連野球全国大会進出を阻まれました。 私は今年で40歳になりますが、いつまでも元気に野球も仕事も続けていきたいと思います。実は今年から投手に挑戦しようという野望を抱いています。2~3年後にはモノになるようこれからも身体を鍛え練習に励みたいと思います。
昨年は何かと遠出をすることが多く、その都度、自家用車を持っていない不便さを感じています。運転免許は持っているのですが、もう軽く10年以上はハンドルを握っていません。乗るべきか、乗らざるべきか、思案に暮れている今日このごろです。
当事務所で最後まで残っていた喫煙者だったのですが、昨年4月からとうとう禁煙を始めました。禁煙すると食欲旺盛になると言われていますが、本当にそのとおりです。4月から何と5キロほど太ってしまい、当事務所9人の弁護士の中で最重量となってしまいました。皆様に「太りました?」と言われないよう、今年はダイエットに励みたいと思っています。
昨年弁護士になって初めてセミナー(新会社法)の講師を務めました。人前で話をするのは苦手で、これまでその手の依頼は断り続けてきたのですが、新会社法の勉強も兼ねて思い切って引き受けることとし、大変良い経験になりました。 今年も苦手なことにも果敢にチャレンジして、総合的な力量を高め、皆様のお役に立てるよう精進していきたいと思います。
事務局より
この数年間、私たちの仕事に大きな影響を与える法律が次々に制定されました。こう法律が変わる理由をどう理解したらいいのか悩みますが、変わった法律を我がものとするために努力し、それを使いこなす技術に磨きをかけなければなどと考える今日この頃です。今年も机の上で考えるだけではなく、フットワークよく現場に出ることこれが目標です。
与党の地滑的圧勝となった総選挙結果を受け、今後大幅増税、憲法改「正」等々、野党任せではなく国民1人1人が注視、チェックすべき政策が目白押し。「変人」を自称する小泉首相の任期も残り1年弱。「名宰相」として歴史に名を残すのか、それとも・・・。 ところで、1億2000万人タイガースファンの皆さん! 今年も美酒を!今年こそ日本1を!
事務局員
京都総合法律事務所は、1976(昭和51)年の開所以来、京都で最初の「総合法律事務所」として、個人の皆さまからはもちろん、数多くの企業の皆さまからの幅広い分野にわたるご相談やご依頼に対応して参りました。経験豊富なベテランから元気あふれる若手まで総勢10名超の弁護士体制で、それぞれの持ち味を活かしたサポートをご提供いたします。