<No.17> 事務所報2013年度
あらゆる問題解決に挑む
個性豊かなスペシャリスト集団。
ネット社会の出現は価値観の多様化や複雑化を一層加速させ、法律の世界も大きな転換期を迎えています。私たちはつねに時代の流れをキャッチ、新しい情報の収集や分析を通じて法律のスペシャリストとして、お客様のさまざまな問題を解決してまいりました。
いま、新たに新進気鋭の2名の弁護士が参加。さらに個性豊かな12名の弁護士が、それぞれの得意分野に関して最大限の能力を発揮。また、私たちは、お客様のご要望に応じて瞬時に強固な弁護団へと変身。小さなことから複雑で重大な問題まで俊敏に対応し、お客様の満足度100%に挑みます。「法の公正と正義」の理念を掲げ、お客様のより良い明日のために共に歩んでまいります。
さらに充実の12名の弁護士
経験豊富なベテランから元気あふれる若手弁護士まで、12名が所属。個性豊かな弁護士が、きめ細かな諸問題に対応いたします。
強固で信頼の弁護団を編成
複雑で重大な問題に対しては、瞬時にして12名の弁護士たちが強力な弁護団を編成。あらゆるお客様のニーズにお応えいたします。
膨大な資料と最新情報
最新の情報収集をはじめ、弁護士業務の必須アイテムである法律専門書・判例集などは、専用の書庫に膨大な蔵書数を誇っています。
万全なフォロー体制
司法的な解決はもとより、その確実な履行まで、お客様の100%満足をめざし責任を持ってフォローいたします。
昨年は、近隣諸国に対して、威丈高なナショナリズムを主張する政治家の声が目立ち、その国との友好関係を阻害し、その影響で日本経済自身にも甚大な悪影響を及ぼすこととなりました。一部テレビ等マスコミでもこれに同調した声高な発言も目立ちました。
私は、この声高なテレビ番組を見ることを避けて、帰宅食事後は、ベッドでの読書の世界に入っています。永井荷風は、私の年頃でも、戦時下近隣のラジオの喧噪から逃れ、夜になると家を出て、銀座、浅草、玉の井等の巷をさまよい(私はこのようなことはありません)、その後深夜執筆に励んだようですが、このときの「断腸亭日乗」を読み返し、感ずる所が多々ありました。
昨年後半から、全身麻酔で前立腺摘出、下半身麻酔で尿道拡張、右目白内障、新年早々には左目白内障の手術。このため、全身状態が後退。でも、これは、次の10年に向けての基礎固め。その間、「ウィトゲンシュタインはこう考えた」(講談社現代新書)を読んだ。理解に難渋していた「ウィト」(1951年前立腺癌で死亡)がすっと入った。著者は鬼界影夫筑波大学教授。昔、京大院生であった彼を弁護した。極めて明晰な若者と見たが、その明晰さが分かり易さに昇華。凄い。「ウィト」と言えば、ラヴェルに「左手のためのピアノ協奏曲」を委嘱した隻腕ピアニストがその兄であることも知った。この頃、こんなことで嬉しくなっている私です。
今年もご厚誼・ご指導・ご鞭撻を宜しくお願い致します。
皆様がおだやかな新年を迎えましたことを、心よりお喜びを申し上げます。早いもので、いつの間にか小生も本年満70歳の誕生日を迎えることとなりました。日頃、忙しく弁護士業務に励むかたわら、法テラス京都事務所の所長業を務めておりますと時が経つのを忘れてしまいます。毎週末には努めて身体を動かすようにしており、元気過ぎるほどの毎日を送らせて貰っております。さすがに動体視力が鈍り、早いボールにはついて行き難くなりましたが、止まっているボールには問題なく対応ができております。
本年も少しでも皆様のお役に立てるよう、元気に頑張りますので、宜しくお願いいたします。
昨年50歳になりました。人からは「大台にのった」などと言われますが、自分としては、ついこの間弁護士となったような感覚があり、ピンと来ません。
私が20代や30代の頃は、50歳の人というと、随分と年上で、大人で、落ち着いたイメージがありましたが、今の自分は到底そう思えません。私は、今の若い人たちにはどのように写るのでしょうか。
事務所においてはもとより、弁護士会や社会一般においても、自分の立場や役割が変わりつつあることを自覚し、年齢にふさわしい人間となれるよう成長していきたいものです。人の話を落ち着いてよく聞くとともに、常識的でバランスの良い解決を示せる「大人の弁護士」目指して頑張ります。
早いもので弁護士となって20年が過ぎました。これまでは自分なりにやりがいを感じて仕事ができたと思います。それも依頼者と事件に恵まれ、支えてくれた家族と同僚のお陰だと感謝しています。
自分では気持ちは新人の頃と変わっていないつもりですが、司法修習20周年同期会で再会した仲間は立派な「おっさん」になっており、もう若くはないと痛感しました。体の方も少しづつガタが来ているように感じます。今年は新人弁護士が加入しましたので、若手のフレッシュなパワーに良い影響を受けつつ、あまり無理をしないで「おっちゃん」らしく経験を生かしてボチボチ頑張ろうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年のドラゴンズは、あと一歩で日本シリーズというところまで行きましたが、惜しくも巨人に敗れました。今年は、昨年のポストシーズで活躍した大野、伊藤や2年目の高橋など若手の活躍に期待大です。
昨年、弁護士20周年を迎えました。あっという間の20年でしたが、ここで再度原点に立ち返って自分を見つめ直したいと思っています。私の人生訓は、一言で言えば「優しい人」になること。「優しい人」とは、常に人の気持ちや人の立場に立って考えられる人のことです。当たり前のことのようですが、人間関係に慣れてしまったり、自分自身に余裕がなくなると忘れてしまいがちです。このことを再度胸に刻んで、これからの10年、20年を過ごしていきたいと思っています。
琉球方言に「なんくるないさ」という言葉があることは、みなさまもご存じのことと思います。実はこの言葉、もともとは「まくとぅーそーけなんくるないさ」という定型句の一部です。「なんくるないさ」だけだと、ケ・セラ・セラに近い感覚で、「なんとかなるよ」という、どことなく呑気な印象をもたれるかもしれません。しかし本来は「誠のことをして、挫けずに正しい道を歩むべく努力すれば、いつか良い日が来る。」という意味で、「それまでしっかりやることをやってきたのだから心配しなくてもいい。」という思いがこ込めれています。色々と考えたり、悩んだりすることがあると思いますが、今年一年、まくとぅーそーけなんくるないさの気持ちを大切にしたいと思っています。
昨年まで3年間、京都大学のロースクールで法律相談実務を教えていたのですが、その教え子たちから、司法試験に合格したという知らせが届きました。ささやかながら祝賀会を開いてあげたのですが、みんなすごくいい表情をしていたのが印象に残っています。彼らの希望に満ちた眼差しを見ていると、私も教えていてよかったと思いましたし、授業の準備などの苦労が報われた気がしました。
これから先、弁護士になった教え子たちと、事件の相手方として対峙することがあるかもしれません。その時に「やっぱり戸田弁護士に教わってよかった」と思ってもらえるよう、私自身も彼らに負けないくらいスキルアップしていきたいと思います。
弁護士になって10年目を迎えました。
この10年間、依頼者にとって最良な解決を目指し、懸命に努力してきたつもりですが、解決が難しい事件も多く、時に悩み、苦しみ、弁護士としての職責の重大さを痛感することも多かったです。このような経験により、弁護士として、そして人間として少しでも成長できればとねがいつつ、日々の業務に取り組んできました。
精神的にはハードな仕事ですが、一つ一つ事件を解決していくことにより、依頼者に喜んでいただいたり、、新しい人生を歩むきっかけを提供できることを私自身の喜びとやりがいとしています。これからも1人でも多くの依頼者によりよい解決を提供できるよう懸命に努力していきたいと思います。
昨年4月より京都府政策法務課の法務調査役も兼務しています。週に一度登庁し、行政の中で起きる諸問題を弁護士の視点からアドバイスさせていただいております。昨秋には採用5年目の職員を対象にしたコンプライアンス研修も担当させていただきました。
行政の中にあっても弁護士としての心構えは変わりません。問題の本質を追求する、言うべきことは言う、根拠と回答を明確にする、虚心に学ぶを心掛け、良い経験を積んでいます。
もちろん通常の業務も充実して取り組んでいます。昨年は自信になった事件にも出会えました。どんな苦境であっても必ず活路は見出せる。意地と根性が未来を切り拓く。今年も、一期一会を全力で伴走させていただきます。
はじめまして。このたび、私は一年間の司法修習を終え、当時事務所に入所させていただくこととなりました。生まれ育った京都で、弁護士としての第一歩を踏み出すことができ、大変嬉しく思っております。
社会は、昨今の厳しい経済情勢のもと、政界や法曹界においても改革期にあります。しかし、見失ってはいけないもの、大切にしなければならないものは変わりません。これを諸先輩型の背中から学び取り、「十年、一剣を磨く」との精神で、研鑽を積んで参る所存です。
一つ一つの事件と誠実に向き合い、皆様の声に真摯に耳を傾け、日々の業務に取り組んで参りたいと思いますので、ご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
昨年12月より当事務所の一員となりました、前田宏樹と申します。皆様の中には、弁護士に相談にこられること自体に緊張や不安を感じておられる方もいらっしゃるかもしれません。新人として、まずは皆様のそのような不安を解消できるような対応を心がけたいと思います。そして、さらに、事件について迅速に対応し、依頼者の皆様と緊密なコミュニケーションを図りながら柔軟な解決策を提供し、皆様に真の満足を感じていただける仕事ができるよう一つ一つの事件に熱意を持って丁寧に取り組んで参りたいと思います。
皆様のお力になれるよう、日々研鑽に努めていきたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。
事務局より
故郷の同級生と会食した時、皆それぞれに重ねてきた(激動の?)年月の話題は尽きなかったものの、将来についてあまり悲観的でなく、毎年の再会を約したものです。次に会う時まで、皆が変わらないことを望む年になりましたが、時代の変化には即応できるよう努力していきたいと思います。
好きだった小説家が次々他界し、もう読みたいと思う様な小説が見当たらなくなってしまったと悲観していましたが、冲方丁の「天地明察」や「光圀伝」に接し、私に会う小説家が見つかったことを喜んでいます。話は変わりますが、孫崎享の「戦後史の正体」(創元社刊)一読の価値あります。
昨年4月から木村文香と中川舞子の2名が加入いたしました。
受付でお馴染みの木村は花をこよなく愛す頑張り屋。頑張りが過ぎ、転んでしまうドジな一面も。誰からも愛される性格と笑顔で周りの人間を癒してくれます。
中川は仕事に向かう姿勢が素晴らしいしっかり者。その反面、時折見せる天然ぶりで、すっかり事務所内の愛されキャラに定着しています。
事務所一同、皆様のお役に立てるように頑張ります。今年もよろしくお願いいたします。
京都総合法律事務所は、1976(昭和51)年の開所以来、京都で最初の「総合法律事務所」として、個人の皆さまからはもちろん、数多くの企業の皆さまからの幅広い分野にわたるご相談やご依頼に対応して参りました。経験豊富なベテランから元気あふれる若手まで総勢10名超の弁護士体制で、それぞれの持ち味を活かしたサポートをご提供いたします。