＜No.16＞ 事務所報2012年度
すべては「ジャスティス」のために。
個々の得意分野を持つ10人の弁護士が、お客様のさまざまな問題を解決します。
オリジナリティ豊かな弁護士たちは、お客様のご要望に応じて瞬時に強固な弁護団へと変身。
小さなことから複雑で重大な問題まで私たちは俊敏に対応いたします。
つねに「法の公正と正義」の理念を遂行して、
お客様のより良い明日のために共に歩んでまいります。
さらに充実の10名の弁護士
経験豊富なベテランから元気あふれる若手弁護士まで、10名が所属。個性豊かな弁護士が、きめ細かな諸問題に対応いたします。
強固で信頼の弁護団を編成
複雑で重大な問題に対しては、瞬時にして10名の弁護士たちが強力な弁護団を編成。あらゆるお客様のニーズにお応えいたします。
膨大な資料と最新情報
最新の情報収集をはじめ、弁護士業務の必須アイテムである法律専門書・判例集などは、専用の書庫に膨大な蔵書数を誇っています。
万全なフォロー体制
司法的な解決はもとより、その確実な履行まで、お客様の100%満足をめざし責任を持ってフォローいたします。
昨年の東日本大震災や紀伊半島大豪雨災害は、平安朝末期の方丈記の記述を思い起こさせました。ただ、戦乱、飢饉、群盗の難がなかったことは幸いでしょうか。しかし朝廷の混乱と今の政権の混迷は同じですが。また、その後の文明が開発した福島原発の未曾有の災難が今は加わっています。福島原発事故の危険性が外国ではいかに深刻に受け止められているかは、外国オペラ劇場からの引越公演のスター歌手の相次ぐ出演キャンセルでも感じました。
昨年古希を迎えた我が身には精神的には応えた一年でしたが、今年はこれまでの歴史の記憶を甦らせながら、これに対応する覚悟を決め、後半生を過ごしたいと思います。とにかく、それぞれしっかりやりましょう。
昨年9月、登録40年経過の義務的倫理研修を受けました。次の50年経過の研修が最後の倫理研修になります。そこで、元気にその50年研修を受けることがこれからの目標となりました。特設の成果を挙げた弁護士ではありませんが、それを遂げれば、「無事之名馬」と自分を自分で褒めることにしましょう。
この一年、脇腹痛、右親指骨折、膝痛と投球への支障が続いていましたが、現在、全部位が投球に向けて整ってきました。どうぞという感じです。楽しみなことです。どうなるでしょうか。
今年も、出会いと仕事に自分を自分なりに表現したい。その中で、人々との接触の襞を深めたいものです。
ご厚誼・ご鞭撻をお願い致します。
新たな年を迎え心よりお喜びを申し上げます。私は昨年４月から日本司法支援センター京都事務所（略称「法テラス京都」）の所長を務めており、本来の弁護士業務に加えて法テラス京都の業務に関わっております。法テラスが発足して丸５年を経過いたしました。法テラスは法による紛争解決に必要な情報を提供したり、資力が乏しくて弁護士等に依頼して法的救済が受けられない国民のために法的救済を与える等の事業を行っており、国民に役立つ意義深い組織であります。昨年は東北の大震災や福島の原発事故、台風による被害など厳しい社会状況が続き多難な年でした。本年もまた少しでも皆様のお役に立てるようにと決意を新たにしております。 宜しくお願いいたします。
昨年から日弁連刑事弁護センター事務局長に就任し、月2日は霞ヶ関で会議や交渉を行っています。
これまでは、自分が正しいと思うことを主張していればよかったのですが、今では、自分の発言や行動が制度の実現や改善にとってどのような意味を持つのか、常にその影響を考えて行動しなければならなくなりました。いくら正論を言っていても、それが成果につながらなければ自己満足に終わってしまうからです。
法務省や財務省という厚い壁を控えた協議や交渉において、筋を曲げることなく、相手の支持を得たり、譲歩を引き出すという作業は困難が多いですが、弁護士としての自分を一回り大きくする鍛錬だと考えて努力しています。
2011年は東日本大震災と原発問題に豪雨という天変地異の年でした。
大震災の際には、沢山の人が医療やボランティアに従事し頑張っている姿に敬意を覚える一方で、何の役にも立てない自分の無力さを感じました。
最近では、自分は自分なりに今居る場所で与えられた仕事を精一杯するしかないし、結局はそれが社会の役に立つということなのではないかと思っています。
今年も心身共に健康を心がけ、家族と事務所スタッフに感謝し、依頼者の皆様と共に笑い喜び合えるような仕事をしていきたいと思っています。
昨シーズン球団史上初のセリーグ連覇を達成した中日の落合監督が退任し、今季から高木元監督が再び指揮を執ることになりました。落合監督と言えば、「オレ流」が代名詞であり、その采配や流儀には批判もありましたが、間違いなく名監督であり、個人的には好きな監督でした。高木監督は、既定路線である立浪監督までの繋ぎ役とも言われていますが、それにしてもあまりにも地味であり、人気がないと言われた落合監督時代より更に人気を失うことは目に見えています。その上、監督の交代により成績が下がれば、更に人気が下がり、落合監督を辞めさせた球団首脳は大いに後悔することになるでしょう。今年のドラゴンズにはあまり期待せず長い目で応援したいと思います。
国道58号線をご存じでしょうか。「沖縄の大動脈」とも呼ばれ、本土復帰前のHighway N0.1に由来して、「1号線」で通じることもあるそうです。
しかしこの58号線、実はその起点は沖縄本島にはなく、鹿児島県鹿児島市にあります。そこから種子島と奄美大島を経由して、那覇市に至るまで総距離約857km。このうち、約600kmもの区間が、海上の「道なき道」となっています。
私たちがお手伝いをさせて頂いているご相談も、ときには「道なき道」を進むことが少なくありません。願わくば、沖縄の青い空の下をまっすぐに進む58号線のように、晴れやかなゴールにたどりつけるよう、今年も走り続けたいと思っています。
昨年4月から、京都弁護士会の副会長をさせていただいております。事務所を空けることも多く、皆様方にご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありません。副会長として法曹養成制度や法曹人口問題等に関わる中で、法曹界が現在大きな変革期にあることを実感しています。これから法曹を志す若者たちが希望を持てるような法曹界になるよう、今後も微力ながら頑張りたいと思います。私自身も、会務に携わって普段余り関わりのない方々と接し、これまで余り考えてこなかったような様々なことを学びました。今年はご迷惑をお掛けした昨年の分を取り戻すべく、昨年の経験を糧にしてより一層精進したいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
依頼者の皆様にとって、事件を抱えるということは精神的負担の大きいことだと思います。一日でも早くそのような負担から解放できればと願いつつ、日々の業務に取り組んでいますが、解決の難しい事件も多く、悩むことも多いです。しかし、そうやって依頼者の皆様と一緒に悩み、苦しんだ事件を解決できたときの喜びはとても大きく、弁護士になってよかったと思える瞬間でもあります。
これから先も解決の難しい事件をご依頼いただくこともあるかと思いますが、依頼者にとって最良の解決となるよう私なりに努力していきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
事件が無事解決し、依頼者とともに喜びを分かち合えることは本当に嬉しいことです。その喜びが新たな事件に立ち向かう勇気と活力の源になります。
2011年は、景観訴訟、名誉毀損訴訟、医療過誤訴訟をはじめ、多種多様な事件に力を注いでいきましたが、その中でも、春先の裁判員裁判では、予想以上の判決を得られ、前例に挑戦する気概を強くしたとともに、市民の力の大きさを改めて感じた次第です。
地球上のあらゆる地域で大災害が発生しています。ラブロックのガイア理論のとおり、地球が自己調節しようとしているのでしょうか。しかし、それでも我々は歩み続けなくてはなりません。極限状態の今こそ、我々市民の真価が問われています。
事務局より
通勤途中の楽しみは文庫本、特に外国文学は新訳で判りやすくなり、活字も大きくなって、何度も挑戦しながら挫折した作品も沢山あるのですが意外に面白く読めるのです。
読みたいと思いながら読み残してきた作品を、少子化の影響からか少し混雑が減ってきたバスや電車の中で楽しんでいます。
今年は辰年。「辰」の原字は「蜃」で、漢書律暦志では草木が盛んに成長し形が整った様を表すと解釈されています。これを「龍」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透させるために当てられたとのこと。「蜃」が表すとおり、震災及び原発事故後の東北の地に緑豊かな草木が盛んに育たんことをお祈りいたします。
芸能界の「年の差婚」による結婚ブームの影響かどうかは分かりませんが、当事務局にも昨今から壽退職がちょっとしたブームとなり、顔ぶれが変わりつつあります。しかし、スタッフの顔ぶれは変わっても、お客様に対する親切、丁寧なおもてなしは変わりありません。事務局一同、お客さまに満足していただけるようにがんばります。今年もよろしくお願いいたします。
京都総合法律事務所は、1976（昭和51）年の開所以来、京都で最初の「総合法律事務所」として、個人の皆さまからはもちろん、数多くの企業の皆さまからの幅広い分野にわたるご相談やご依頼に対応して参りました。経験豊富なベテランから元気あふれる若手まで総勢10名超の弁護士体制で、それぞれの持ち味を活かしたサポートをご提供いたします。
