<No.8> 事務所報2004年度
弁護士より
ロースクールの発足等「実学」思考が一段と高まっていますが、これが「回転ドア」を次々くぐり、ひたすら富と栄達を求める弁護士等法曹の養成とならないか不安を感じます。これは、同じ世代の経済学者佐和隆光著「経済学の道」を読みながらふと抱きました。 弁護技術に知的好奇心をもち研鑽しながらも、昔買った本を読み、精神生活を充実したく考えています。
クロール1500メートル1分短縮等基礎体力強化の成果はそれなりに上がっていましたが、肝心の時に腰痛に見舞われました。これも、鍛錬不足と反省し、今年に期したいと思います。 事務所は、弁護士9名となりました。二桁に乗るのもまもなくのことでしょう。それを楽しみながら、若い人達の足を引っ張らないように、きっちり仕事する。これが今年の目標です。
先日、通勤バスを降りて新林通の並木道を歩くと、銀杏、欅の落ち葉が絨毯のようになっていました。それを踏みしめながら、ふと天を仰ぐと淋しく残された枯葉越しに仄かに瞬く星と真っ暗な空がありました。その暗い夜空を北に向け真っ直ぐに突き進む灯りが見えました。夜空を果敢に前へ前へと進むあの飛行機のように自分も有りたい。還暦を迎えた此の頃の心境です。
弁護士生活15年目を迎え、気持ちを新たにしています。昨年は、日弁連会務のため月4日ほどは東京で過ごすこととなりましたが、今年は京都にとどまって公私にわたり充実した生活を送りたいと思っています。これまで培ってきたものに磨きをかけると共に、新しい世界にもチャレンジして、弁護士としてのスキルアップを果たせるよう頑張ります。
昨年は久しぶりに我が阪神タイガースがセ・リーグを制覇しました。例年6月頃終わっていたシーズンが、最後まで楽しめました。優勝の原動力はトレードによる新戦力が活躍したのが大きかったように思います。私の方はトレードという訳にはいきませんが、それでも環境は日々変わっています。今すべき事をきちんとして1日1日を大切に今年も頑張りたいと思います。
昨年は、私が所属する京都弁護士会野球部が6年振りに地区予選を突破し札幌ドームでの全国大会に出場しました。目標に向かって日々地道に努力し、その目標を達成できた時の喜びはやはり格別なものがあります。今年は一昨年からはじめた捕手としての腕にさらに磨きをかけたいと思っています。あとは落合ドラゴンズと長嶋ジャパンの活躍にも期待しています。
価値観が多様化した現代社会では、人の考え方も様々であれば、起こる出来事も様々です。その中で、「総合」の名前を掲げながら皆さまのお手伝いをさせて頂くことは、誇りであると同時に重圧でもあります。「広く深く」を目指しつつ、皆さまのお役に少しでも立てるよう、尽力して参りますのでよろしくお願い申し上げます。
私事で恐縮ですが、昨年3月に結婚いたしました。新婚の阪神藤本選手が、日本シリーズで星野前監督から、「嫁さんにええカッコしてこい」と送り出されてサヨナラ打を放ったというエピソードは記憶に新しいところですが、私も、結婚したことをきっかけに一皮むけたと言われるよう、今年も頑張っていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
このたび、京都総合法律事務所において、弁護士として新たなるスタートを切ることになりました。 もとより未熟ではございますが、ご依頼いただいた事件を確実かつ丹念に処理していくことにより、依頼者にとって最良かつ的確な法的サービスを提供できるよう努力を重ねて参りたいと思っています。よろしくお願いいたします。
事務局より
今年は、長い間、親しい関係を続けてきた倒産などの事件処理を中心とする業務から抜け出せるかと期待しています。 事務所にこられる皆様方も、私と同じような期待をしておられると思いますし、また、若い世代を中心に、この社会も、新しい方向に踏み出そうと動き始めているように感じています。 この流れが加速する年になることを願っています。
昨年は何といっても我が星野阪神の活躍に尽きる一年でした。星野さんのお陰で盆と正月とクリスマスと誕生日と結婚記念日が一度にやってきた様な喜びを味わうことができました。 今年の岡田阪神にも期待してますが、星野さんの居ない阪神には一抹の不安を感じます。今年も阪神が優勝し、かつ本格的に景気が回復すれば昨年以上に楽しい年になるのですが………。
事務局員
京都総合法律事務所は、1976(昭和51)年の開所以来、京都で最初の「総合法律事務所」として、個人の皆さまからはもちろん、数多くの企業の皆さまからの幅広い分野にわたるご相談やご依頼に対応して参りました。経験豊富なベテランから元気あふれる若手まで総勢10名超の弁護士体制で、それぞれの持ち味を活かしたサポートをご提供いたします。